この話はもともと私が釣りが好きで、挿し絵の部分に載せた写真のルアーを制作した時に思いついた話です。きっかけは釣りで思いつきましたが、結局私はこの話で『何かの最後』というものを書いてみたかったんだと思います。
何かの最後とは後から思い出して、あの人と会うのはあれが最後だったなとか、あそこに行ったのはあれが最後かなみたいな、何でもいいんですがとにかく最後というものです。卒業式とかもそんな感じです。学校を卒業してしまえばあれほど通った登下校の道もほぼ通ることもなくなる・・・みたいな。あたりまえのことなんだけど後から思い出すみたいな。
そんな当たり前の最後にも、当たり前じゃない時もあって、私がこの話で書きたかった悲しい最後とか(ちゃんと書けているか疑問ですが)、もしくは逆にこれが私にとっては一番悲しいですが、最後なのに妙に楽しかったなとか、とにかく明るい感じの最後もあるような気がします。
とにかく私は最後というのがとても気になるから書きました。
話の中で出てくる釣りのマナーでいえば、この「彼」がルアーを投げるという行為が一番海と魚を傷つける行為だと私は思います。それでも書きたかった。彼がルアーを海に投げるところがとても鮮明に頭に浮かんできて、そこが一番重要なポイントな気がします。そこから彼は何かが終わり始まる気がします。・・・うーんうまく言えない。とにかくそんな感じです。
こんなメモ書きみたいな下手な文章をもし読んでくださっている方がいるとしたら、本当にありがとうございます。
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